2021年11月18日(木) 「イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に『黙れ、静まれ』 と言われた。すると風は止み、大なぎになった」マルコ4:39
「イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に『黙れ、静まれ』 と言われた。すると風は止み、大なぎになった」マルコ4:39
信仰生活で、御心を求めて祈り、御言葉も与えられ、導きを確信し て進む。だがその中で様々な試練を経験する。試され、御心が実現 して行く事を学ばせられる。その時に、御心を誤ったのかと思って しまう。なぜなら故意に御心をそれるなら、苦しみや刈り取りも納 得できるが、御心に従ったのだから、何もかも順調に行くはずと思 ってしまう。それで戸惑い、怪しむ。 だがそうではなく、御心に歩む中で、試みが与えられると。主の約 束は、「試み」となって私たちに臨む。それにより、心に潜んでい て、普段は表に出る事なく、気づかない様々な姿が見せられる。そ して叉、主は御心を歩む中で、信仰に成長させたいと思っておられ る。そのために「不信仰」に気づかせられる。 弟子たちは、主の言葉に従って舟に乗った。御心に従った。主が熟 睡されている舟の中で、弟子たちはひどい嵐に会い、恐怖でパニッ クになった。今まで何度も嵐を経験しているベテラン漁師たちだ が、 それほどの大嵐だったし、逆に嵐の恐さも知っていただろう。激し く動揺し、慌て怯えて、主を起こし、「自分たちが溺れて死にそう でも、何とも思われないのか」と屈折した物言いをした。自分たち の事など、どうでもよいのかと。 しかし主は「信仰がないのはどうしたことです」と言われた。大嵐 は何ら問題でなく、信仰の問題だと。主が同船の舟が沈むなどと、 有り得ない。100%無い。だが、まさにその事を恐れている。私た ち も同様だろうか。今、嵐の中なら、主が同船されている事、全き平 安 で熟睡されている事を覚えよう。 ------------ 試みの中で、自分が本当に恐れているものや明け渡せないところを 教えられる。もう主の支配の中に入れられているのだから、安心し て主と共に揺れていよう。