2022年12月19日(月)

「恐れないで、ただ信じていなさい」マルコ5:36




私達は日常生活で、成そうと志す事に対して、様々な妨げを経験す
る。大事な予定があるのに、想定外の用事が入る。今、行なってい
る事が中断になってしまう。ヤイロも、その事を経験した。ヤイロ
が、危篤状態の娘を助けて欲しいと、主のもとに必死の思いで駆け
つけた。そして、主に必死の思いで願った。家に来て頂いて、娘の
上に手を置いていやして欲しいと。

すると主はその願いを聞き入れ、ヤイロと共に出かけられた。感謝
な思いと同時に、一刻も早くと、どんなにか気がせいた事だろう。
そこに突然、長血の女性が立ちふさがった。一分一秒を争い、急い
でいるところに、突如の出来事だ。行く手を阻まれてしまった。ヤ
イロがどう思ったのか記されていないが、この危急の時に、娘を思
う気持ちはいかばかりだったろう。

主が長血の女性をいやされ、ヤイロが立ち往生しているところへ、
使いの者が来て、娘が亡くなったとの告げた。死はすべてを断ち切
ってしまう。何もかもが終わりだ。すべての望みが打ち砕かれた。
しかし「そばで聞いて」と訳されているのが「聞き流して」の意味
で、その言葉を聞き流し、即、主は「恐れないでただ信じていなさ
い」と御声をかけられた。

「死」に対して、恐れるな、信じているようにと。この時のヤイロ
を思い、主は間髪を入れず御言葉を与えられた。結果的に遅れたた
めに、死にも打ち勝ち、死をも支配する主の御力にあずかった。中
断の責任も取って下さった。「恐れないで、信じていなさい」と私
たちにも語っておられる。
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死にも打ち勝つ望みを主は与えてくださった。嵐や風や病は静まっ
てもまたくるが、永遠にこの主が共におられる。いつでも恐れたじ
ろぐ者だが主をただ信じて喜んでいたい。