2024年08月19日(月) 「彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った。「風や湖までが言 うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう」 マルコ4:41
「彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った。「風や湖までが言 うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう」 マルコ4:41
ガリラヤ湖はすり鉢状で、山に囲まれているため、突如の嵐が発生 する。この日、主は「さあ、向こう岸へ渡ろう」と言われ、弟子た ちは従い、舟を出した。主は疲労のため、舟のともですぐに熟睡さ れた。そんな時に、突如の嵐が起きた。凄まじい突風で、大きな波 をかぶり、舟は水で一杯になった。今にも浸水し転覆しそうだ。 日頃、漁をする自分の庭みたいな湖で、嵐に慣れている漁師です ら、驚き慌て、パニックになった。しかし主は、この大騒動の中、 動じる事なく熟睡しておられた。弟子たちは、主が同船しておられ るのに、恐怖でパニックだ。状況に飲み込まれてしまい、目の前に 主がおられるのに、パニックで右往左往だ。だが、主の舟が沈む事 が不可能で、有り得ない。 主は「向こう岸に渡る」と言われた。舟が沈む〃と怯えているの は、私たちの姿だろうか。厳しい試練に会うと、すべてがだめにな ると思ってしまう。少し体調崩すと、このまま寝たきりになる。仕 事で失敗すると、一生がだめになる。子どもに何かあると、子ども の一生はもうだめだ・・。恐怖しかない。主は「どうして、そんなに 恐がるのか、信仰が無いのはどうしたことか」と言われた。 しかし嵐の中で、主が風を叱りつけ、ピタリとなぎになるのを、目 の当たりに見て驚愕した。もし、舟を出さず、岸を歩いて回ったな ら、嵐に会わなかった。しかし主が自然界をも支配する方だと、知 る事もなかった。試練は厳しいが、必ず大きな祝福へと結果して行 く。 -------------- いつまでも恐れや不安を克服できない者だ。主はその度に、どうし て、そんなに怖がるのかと嵐を凪にしてくださる。試練は主の助け を経験できる時とされる。助けてくださいと祈れる事が感謝だ。