2024年10月19日(土)

「あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、 人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることがで きないと、争ったり、戦ったりするのです」ヤコブ4:2


人は、なぜ戦い、争うのだろう。「羨んでも手に入れる事
ができないと、争う」とある。自分の欲求が満たされない
時に、問題行動を起こすと。争いの裏には、満たされない
心がある。主からの平安に満たされた心が、あえて争いを
起こす事は無い。

「妬みや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる
邪悪な行いがある」とあり、欲求不満があり、妬み、いら立ち、
怒りにより、相手を攻撃して行く。自分の欲しいものを得るた
めには、人殺しまですると言っている。ニュースで、目にする犯
罪や事件も、個々の対人関係で起こる出来事も、しかりだ。

邪悪な行いがある時、幾ら自分を正当化しても、その心の奥
に、自分が欲しいものを持つ相手への、妬みがあると言って
いる。その時に、自分で得るのでなく、主に拠り頼み、祈れと
言われる。「あなたがたのものにならないのは、あなたがたが
願わないから」だと。肉の思い、肉の力で、得ようとする時、そ
こに神も、祈りも無い。

まず、主に向かう祈りが大切だ。主に求めよと。そして祈っても
与えられない時は、心の内の動機を探って頂くようにと。動機
は何だろう。自分の評価や、自分が信仰的に見られたいがため、
自分の栄光のためだろうか。未信者の夫が、親が、救われて
欲しい事の動機は、「自分が」楽になれるからだろうか。

心の底にあるものを御霊は探り出し、軌道修正して下さる。そし
て「すべての良い贈り物は、上から来る」、恵みを豊かに与えて
下さる。主にのみ期待し、望みを置いて行く時に、心が変えられ
て行く。状況にかかわらず、平安が与えられるので、人を羨み、
妬む事から守られる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
けんかや争いの裏に、満たされない心、不満がある。その心
が問題だと。良い贈り物は天から来る、人も物も、満たすこと
の出来ない心を、主のみが、満たすことがおできになる。主
ご自身に求めよう。