2004年12月18日(土)

「持ち物を売って施しをしなさい。自分のために、古くならない財布を作り、朽ちることのない宝を天に積み上げなさい」(ルカ12:33)

ある成功した大会社の経営者がいた。才能があり時間の管理でも有能振りを発揮していた。徹底して無駄に時を使わなかった。それゆえに輝くばかりの業績を上げ大成功していた。アポイント無しで彼に会うことなど不可能だった。ところが、ある日、約束無しに突如、神が介入された。命を取られたのだ。彼の葬儀では、有能な経営者、良き夫、良き父親と人々から賞賛されたが、神の目から見たら「愚か者」であった。自分のために貯えても、神の前に富まない者だった。時間をどれほど有効に使っても大成功しても、神のために使うのでなければ、すべてが無に帰する。全世界を得ても自分の命を損じたら何の得があるだろう。神に焦点を合わせ、神のために備えよ。
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天に積み上げたものだけが残る。神のために使った時間、富、才能のみが永遠につながる。肉の欲望のために使ったものは、すべてが無に帰する。見えないところをよく見て、御霊の導きに従って生活できるよう祈ろう。