2007年05月19日(土)

「贖われた者たちは帰って来る。彼らは喜び歌いながらシオンにはいり、その頭にはとこしえの喜びをいただく」イザヤ51:11

バビロン捕囚のイスラエルの民達に、故国
への帰還許可が出た。バビロニアがペルシ
ャに滅ぼされ、ペルシャ王の命令によって
だ。異国の地から、自分達の国へ帰れるの
だ。喜びであったに違いないが、現実には
複雑な状況が横たわっていた。エルサレム
は廃墟であり、町は復興されてはいない。
もう捕囚になって50年近く、その地に馴染み、
そこでの生活がそれなりに確立し、むしろ
豊かな生活をしていた者もいた。異国の地
での暮らしが成り立っており、神の民とい
う意識も、神を礼拝する心も薄れてしまっ
ていたかも知れない。それは諦めであった
かも知れない。そんな民に、神は「さめよ、
さめよ。力をまとえ。シオン。もとの座に
着け」と励まされる。「エルサレムの廃墟
よ。大声をあげて喜び歌え」と。真に神を
知るようになると。無力な民達はバビロン
に、ペルシャにと、まるでほんろうされている
ように見える。しかし、そうではない。見える
ところは大国の力関係だが、実は真の主権
者は神であり、神のイスラエルへのご計画と
御心が確実に成し遂げられているのだ。私
達も日常生活、起こる出来事、見える
ところでなく、背後にある、神の主権と御心
を見、受け取ろう。「わたしの計りごと」は
成就し「わたしの望む事」をすべて成し遂げ
られる。
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主のご計画は必ず実現する。見える状況でなく、
背後の神を見て行けるように。私達には刺繍
の裏しか見えないので、時にグチャグチャで
わけがわからないが、表は見事な綺麗な模様
となっていて、完璧に計画通りに進められている。