2008年03月19日(水)

「すべての良い贈り物、また、すべての完全な賜物は上から来るのであって、光を造られた父から下るのです」ヤコブ1:17


ある人が、対人関係で、ある状況に陥
った時に、自分の本性が露呈してしま
った。そして、自己嫌悪に陥り、ひど
く落ち込んでしまった。自分には愛が
無い、優しくもない、むしろ報復しよ
うとするし、攻撃したい心がある。自
分は何という人間、だめだ、だめだと、
ネガティブな状態にいた。その時に、
「はっ!」と気づいた。なぜこんなに
落ち込むのか。それは自分には愛があ
ると思っている、優しい人間だと思っ
ている、ひとかどの人格は備えている
と思っている、だから落ち込むのだと。
自己嫌悪は、高慢の裏返しだと。別の
人は言った。自分は何かあるとひどく
落ち込んでいた。自己憐憫に陥り、人
をシャットアウトし、自分の世界に逃
げ込む。「自分は可哀想」の中に浸る。
でも、主を知って、落ち込まなくなっ
た。どんどん自分の醜さ、汚れ、弱さ
を知るが、視点が変えられた。自己憐
憫に入るのでなく、「自分の醜さ、弱
さを教えて下さった事を感謝します」
と、主に感謝できるようになった。ど
んなに罪深いかを知る時、自分に誇る
何も無い事を知る。主の恵みがいかば
かりかを知る。自分に頼らず、自分を
当てにもしない時、今、赦され生かさ
れている事が恵み以外の何ものでもな
い事を悟る。すべてが上からのもので
ある事に目が開かれ、愛も思いやりも、
上から来るのであり、上からしか来な
い。だからこそ感謝が溢れる。
・・・・・・・・・・
自分は出来ると思っているから、落ち
込むのであり、プライドが傷つく。そ
して自分で頑張り、律法の下であえぐ。
どうやっても出来ない事、どんなに惨
めな者であるかを知る事が感謝だ。