2025年09月06日(土) 「主は心の打ち砕かれた者をいやし彼らの傷を包む」詩篇147:3
「主は心の打ち砕かれた者をいやし彼らの傷を包む」詩篇147:3
ある女性が、主を信じ、救われた後、宣教の必要を教えられた。 もし、主を信じずに死ぬなら、罪の支払う報酬は死で、第二の死、 地獄で永遠の滅びだと。そのため熱心に伝道した。教会の伝道活 動に参加し、又、友人や、親族には更に熱心に伝えた。帰省し、 家族のもとに戻る度に、まさにガンガン〃、ストレートに信じる ように勧めた。 家族も、毎回のことで、段々その話はうんざりで、迷惑に感じて いた。特に妹は、相手が姉であり、毎回つかまえられては、延々 と説得された。姉は救われて欲しい一心なのだが、妹は嫌で嫌で、 苦痛でたまらなかった。そんな中、その女性に大きな試練が臨ん だ。厳しい大変な試練に、心底砕かれ、悔いくずおれ、へりくだ らされた。もう動く力もなく、実家へも戻らなかった。 そんな折り、実家方面に所用があり、久し振りに数日間滞在した。 口数も少なく、聖書に関しては一言も語らなかった。最後の夜、妹 の方から話しかけて来た。「お姉ちゃん変わった。以前のお姉ちゃ んは嫌いだった。いつも上から目線で、見下されてると感じてた。 今のお姉ちゃん好きだよ。話を聞きたい」。あんなに拒絶していた 妹の言葉に驚いた。以前は恐ろしく高慢だった。 自分の力で伝道していたし、自分は真理を知っている、信じない人 は愚かだとさげすんでいた。何もわかっていなかった。主が砕いて 下さらなければ、どんなに恐ろしい事になっていただろう。感謝し かない。苦しい試練だったが、妹の言葉で大きな慰めを受け、心い やされた。 ------------------- 初めて福音に触れた時は、喜びのあまり、自分の気持ちだけで押し ていってしまうが、自分自身が主に深く慰められ、主の助けを受け て行く信仰生活の中で、主が共に働く者にしていってくださる。感 謝だ。