2012年08月18日(土)

「人の語ることばにいちいち心を留めてはならない。あなたのしもべがあなたを のろうのを聞かないためだ」伝道7:21



有名な寓話がある。ある親子がロバを連れて旅をしていた。通行人が言った。
「せっかくロバを連れているのに、誰も乗っていないなんて!」父親は「そう
だ」と思い、息子を乗せた。すると通行人が言った。「何と親不孝な息子だ。自
分がロバに乗って、父親を歩かせるなどと」。

そう言われた息子は降りて、父親をロバに乗せた。別の通行人が「何てひどい父
親だ。自分がロバに乗って、息子を歩かせるなど」。それで、親子でロバに乗っ
た。すると今度は、「何とひどい!あんなロバに、2人も乗るなんて」。

親子はどうして良いかわらず、2人でロバをかついだ。人を気にして生きると、
どこに向かうかわからない。羅針盤を失った船のようだ。私たちが気にするのは、
人の言葉でなく、「神の言葉」だ。主はどう思っておられるのか。御言葉と人の
言葉と、どちらが行動する時の基盤になっているだろう。

又、人のことばの中には、のろいがある、とある。相手が意識的にせよ、無意識
的にせよ、あなたを意味もなく傷つける言葉を、心に入れてはならない。
「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ・・詩と賛美と霊の歌
とにより、感謝にあふれて心から神に 向かって歌いなさい」御言葉を一心に心
を留めて行く時、感謝と賛美が溢れ、他人ののろいに心煩わされ、振り回される
事から守られる。

又、自分自身も、人に向かって語るなら、人を傷つけ問題が起こるような事は、
人に向けず、主に語り、主に聞いて頂こう。

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人の言葉で、思い煩ったり、悩んだり、不安になったり、恐れたりがどんなに多
い事だろう。「いちいち心に留めるな」と主が言われる。今日一日、御言葉を心
に思い、反すうし、何度も何度も思い続けてみよう。喜びが溢れて来る事を経験
する。