2013年03月18日(月)

「神は仰せられた。『わたしはあなたとともにいる。これがあなたのためのしるしである』」出エジプト3:12

    
人生の大きな且つ難しい課題に進む時、どうだろう。誰しも不安や恐れや戸惑いを覚えることだろう。モーセは、突然、神から「パロのもとに遣わすから、虐げられ苦しんでいるイスラエルの民をエジプトから連れ出せ」と言われた。唐突で、驚いたであろうモーセは、まず「私はいったい何者なのでしょう」と神に申し上げる。なぜ、自分がそのようなとんでもない事をしなければならないのか。

もう老齢になり、羊飼いである自分にはそんな力は無い。そして以前、若い時に、民を救おうとして、手痛い失敗をしている。更に、今の自分には、地位も権力も富も人脈も何も無い。何ができよう。しかし、主は恐れ戸惑うモーセに「わたしはあなたとともにいる」これがあなたのための「しるし」であると、明確な保証を下さった。

「わたしがあなたを遣わすのだ」と神からの召しだ。これ以上何が必要だろう。「・・神から発し、神によって成り、神に至る」。神から発した事は、必ず神によって成就し、神に至る。自分から発した事は、神によって成ることも、神に至る事もない。

以前のモーセが思い立った民の救済は、自分から発した事であった。しかし、今や神から来た事だ。この後のモーセの働きを見る時、まさに神ご自身の働きを見る。私たちの人生もこの神が共にいて下さる。そして導きが来た時には、恐れはあっても従おう。「わたしはあなたとともにいる」と約束して下さっている。
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自分で立ち動き何度も失敗しても、また神様は用いて下さる。恐れは常にあるが「わたしはあなたとともにいる」の御約束の言葉を握っていよう。御心は必ず成就される。