2013年05月18日(土)

「しかし、彼らが自分たちの間で自分を量ったり、比較したりして いるのは、知恵のないことなのです」Uコリント10:12


私たちは、主を知る以前は、自分を量る物差しが無いので、他人と
の差異で自分を量って生きて来た。だから、無意識にも、常に他人
との比較の中で生きて来た。そして、意識せずとも、優越感と劣等
感を行ったり来たりしながら。人より上位に立てば優越感、劣れば、
劣等感・・。いつも焦りや不安、恐れ、思い煩いに襲われる。

信仰を持った後も、根深く培われた比較に生きてしまう。平安が全
く無い。喜びが無い。それは比較から来ている。サウルは、女たち
が笑いながら、繰り返して「サウルは千を打ち、ダビデは万を打っ
た」と歌った事で、激しい妬みにかられた。

「サウルは千」だけならどうも無かったが、「ダビデは万」である
ことに、それを比較された事に我慢がならない。激高した。以後、
ダビデへの妬みが憎しみとなり、殺害のためにつけ回した。ある人
が言った「ただ単に幸せになりたいなら、それは簡単に実現できる。
ところが私たちは、他人よりも幸せでありたいのだ」。

エデンの園で、サタンからの、神のようになれるとの誘惑に乗り、
善悪の知識の木の実を食べた。罪を選択した。その時より、神にな
りたい、人より上に立ちたい、負けたくない、それが肉の性質とな
って巣くっている。

その古い人が十字架で死に、新しくされた私たちは、御霊の助けに
より、御霊の導きの方を選択できる。ただ単に幸せなら、現在の自
分をそのまま認め、与えられている恵みを数えて行けばよい。そこ
に喜びと平安がある。

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比較による、思い煩いや妬み、競い合う心を認め、いつも主の前に
持って行こう。妬んでいます、思い煩っていますと、そのまま主に
告げよう。しっかり認めよう。その時、主が働き、助けて下さる実
際を知って行ける。