2013年06月16日(日)

「恐れてはいけません。行って、わたしの兄弟たちに、ガリラヤに 行くように言いなさい。そこでわたしに会えるのです」マタイ28 :10



週の初めの日の明け方、女性たちは、墓に葬られた主を見に行った。
するとそこで御使いに会い、主がよみがえられたことを告げられた。
更に、弟子たちにガリラヤへ行くよう伝言を頼まれた。そこで主に
会えるからと。

彼女たちは恐ろしくはあったが、大喜びで、弟子たちに知らせに走
ると、その時、主に出会った。主からも「わたしの兄弟たちにガリ
ヤラへ行くように言いなさい。そこでわたしに会えるのです」と言
われた。

なぜ、女性達にはご自身を現わされたのに、使徒たちには、ガリラ
ヤで会うと言われたのか。彼らの故郷だからか。そうではなく、彼
らが初めて主に会った場所だからだ。彼らが主に召され、献身した
所だった。彼らの信仰の原点であった。

主を裏切り、自分に失望している彼らを、もう一度原点に立ち返ら
せようとされた。私たち一人一人にも、それぞれのガリラヤがある。
主との個人的関係の原点であり、いつでも立ち帰れる所だ。
失望落胆した時、行き詰まった時、もう立ち上がれないと思う時、
信仰がわからなくなった時、私たちも自分のガリラヤに、信仰の原
点に立ち帰ることができる。

「そこで、わたしに会えるのです」主に真に会った所に、そこに立
ち帰る時、もう一度主に会うことができて、霊がよみがえり、新た
にされる。

・・・・・・・・・・・・・
信仰人生の中で、時に行き詰まり、これ以上前に進めないと思う時
がある。落胆して、主が見えなくなってしまう時もある。そんな時、
主と真に出会った、自分の信仰の原点に戻ってみよう。そこで再び
主に会えて新たにされる。