2014年10月18日(土)

「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたこ とです」マルコ4:40 


向こう岸へ渡るために、主と弟子たちは、舟で出た。ところが、激
しい突風で、舟が波をかぶって、水でいっぱいになった。弟子たち
は、大変な恐怖と不安に陥った。しかし、そんな時に、主は、とも
の方で、枕をして眠っておられた。激しい風雨も、主を不安にさせ
る事はなかった。主は、影響を受けられなかった。

ここで、状況は、私たちにとって、関係が無いことを見せられる。
「私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか」と、
主を起こした弟子たちに、主は、風をしかりつけて、湖に「黙れ、
静まれ」と言われた。その主の一言で、風はやみ、大なぎになった。

そして言われた。「どうしてそんなにこわがるのか、信仰がないの
は、どうしたことです」と。弟子たちが、恐れと不安に陥った原因
は、嵐にあったのではなく、主に対する「不信仰」によるのだと。

私たちは思い煩いや、不安、恐れに落ち込む時、事態や状況が原因
だと思い込んでいる。この状況が、自分を不安にさせるので、この
状況さえ変われば、又、この事態が無くなればよいのだと思う。

しかし、そうではなく、状況の問題ではなく、「信仰がないのは、
どうしたことです」との問題だ。まず自らの状態を知る時、祈って
行ける。不信仰を認める時に、主に、信仰が与えられるように求め
て行ける。信仰を与えて下さるのは、主だ。そして、主への信頼を
深めて行って下さる。

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しょっ中、状況のせいだと勘違いしてしまう。状況は何の関係も無
く、主と自分との関係の問題だ。そのところを繰り返し繰り返し
何度も何度も教えられ、真の平安へと導かれる。どんな状況でも平
安が決して取り去られないことを教えられて行く。