2015年01月18日(日)

「王は軍勢の多いことによっては救われない。勇者は力の強いこと によっては救い出されない。軍馬も勝利の頼みにはならない」詩編 33:16



普通の考えでは、戦いに勝つのは兵士の数による。1万と2万なら、
2万人が圧倒的有利に決まっている。戦いの常識であり、多い方が
勝つ。それが、詩編記者は、勝利は兵の数によるのではないと言う。
一般通念と常識がくつがえる事を言われると、私達は戸惑う。常識
で生きているからだ。

神の言葉と信仰を掲げながら、実際は常識や、自分の既成概念で生
きているだろうか。信仰と言いつつ、現実生活では、計算高く、頭
でソロバンをはじいて、軍勢の多い少ないで判断している。つまり
自分の力による。これなら自分の力の範囲内で行ける、これは無理
と。頭の中で計算し、答えを出し、処理していないだろうか。

そこに神の入る余地がない。しかし、詩編記者は、勝利は兵の数に
はよらず、神によると結論づける。神に信頼し、神の導きによって
進むのであれば、常識はくつがえされる。そこに神が働き、みわざ
が現れる。兵の数、つまり自分の力や、障害や困難の大きさがどれ
ほどであっても、それは何ら問題でない。兵の数、物理的力ではな
く、神の御心かどうかの問題だ。

軍勢の数で、計算し、頭が動いていないだろうか。又、もし神が共
に行かれないなら、どんなに大軍勢であっても、敗北だ。救いは、
軍勢ではなく、神による。「見よ。主の目は主を恐れる者に注がれ
る。その恵みを待ち望む者に」。主を信頼する者に、恵みが注がれ
る。

・・・・・・・・・・・・
この世の常識と既成価値観の中に、おおわれているので、目に見え
るところで考え、判断してしまう。しかし主はそれを超えておられ
る。どんな時にも、主の御心が成る。主に信頼し、主の御心を求め
て行けるよう祈って行きたい。