2015年03月18日(水)

「王は非常に心を痛めたが、自分の誓いもあり、列席の人々の手前もあって、少女の願いを退けることを好まなかった」マルコ6:26




ヘロデ王は、ヨハネを正しい人と恐れ、保護していたのに、ヘロデ
ヤの娘の要望により、殺害してしまった。「何でも欲しい物を与え
よう」と言った時に、娘が「ヨハネの首を」と願ったからだ。「王
は非常に心を痛めたが、自分の誓いもあり、人々の手前もあって」
とあり、ヘロデは、自分はヨハネを正しいと知りながら、人目を気
にして、人の手前、ヨハネを殺してしまった。

ヨハネの 語る神の言葉を聞いていながら、自分を守り、周囲への
体面を保つために、ヨハネを抹殺してしまう。ヘロデは、ただ神の
言葉に喜んで耳を傾けるだけで、応答し、悔い改める事がなかった。
神の言葉に自らを従わせ、方向変換するという事をしなかった。

ヘロデは王であって、権力を持ち、娘の願いを退けることができた。
にもかかわらず、娘の言う事に従ってしまった。ヘロデは、人々の
前に、自分を守り、神を恐れず、人を恐れた。めんつを取り繕うこ
とが最優先であった。私たちはどうだろう。他人の目に、自分が思
う以上に拘束されているものだ。

人への恐れのゆえに、事を誤って行く。そうであれば神の言葉に喜
んで耳を傾けていながら、御言葉を捨てる事になってしまう。人へ
の恐れは、根深く培われている。まず気づきから始まる。御言葉を
喜んで聞いてはいても、示しに従わないなら、実を結ぶことがない。
「人に従うより、神に従うべきである」実を結ぶために、目の前の
一歩に勇気を持って従おう。
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この世では、皆それぞれに立場があるが、一人の人間として主の御
前に行き、真理の御言葉を聞く。この世の価値観で流されないため
に、しっかりと主の示しを守り従って行こう。