2015年11月17日(火)

「あなたが生まれた、あなたの先祖の国に帰りなさい。わたしはあなたとともにいる」創世記31:3




ヤコブは、自らの罪のために、家を出なくてはならず、一人で、野
宿となった。石を枕に、どんなに淋しく、孤独で、不安だった事だ
ろう。そんな彼のかたわらに主が立たれ「あなたの子孫は地のちり
のように多くなる。わたしはあなたと共にあり、あなたをこの地に
連れ戻す」と約束された。

しかし、その約束の成就に、1年や2年ではない、20年の歳月を要
した。長い年月だ。私たちは待てない。待つ事が苦手だ。しかし、
神は、地道に、歳月をかけながら、こつこつと私たちを導かれる。
今の1日〃は、主に在って、練られきよめられ、造り変えられる途
上にあり、決して無駄な日は無いという事だ。

必ず時は満ちて「神の時」は到来する。約束が、成就して行く時に
は、よく見ていると予兆がある。状況が少しづつ変化して行く。ヤ
コブの状況も変化して行った。ラバンの息子達が、ヤコブが父の物
を盗んだとの言い方をする。ラバンの態度も好意的でなくなり、こ
のままなら争いとなり、問題が起きそうだ。ヤコブへの態度が違っ
て来て、微妙な空気を感じ取る。

そんな時に、はっきりと主の御声が臨んだ。「さあ立ってこの土地
を出て、あなたの生まれた国へ帰りなさい」。今こそ約束の時が来
た。私たちも、状況の変化を見落とさず、よく見ていよう。そして、
神の御言葉が臨む時、御心へと行動を起こすべき時だ。約束は実現
されて行く。また、待ち望む時であれば、主を信頼して待とう。必
ず、神の時が来る。
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長い年月、主のご計画の途上を歩んでいる。決して無駄な一日はな
い。目の前のことで一杯〃でも気付くと押し出されるように導かれ
た経験があるのではないか。どの途上も主が共にいてくださる。