2019年12月18日(水) 「主の軍の将はった『あなたの足のはきものを脱げ。あなたの立っている場所は聖なる所である』」ヨシュア5:15
「主の軍の将はった『あなたの足のはきものを脱げ。あなたの立っている場所は聖なる所である』」ヨシュア5:15
モーセに導かれ、荒野を通過した民は、ヨシュアの導きのもと、と うとう約束の地カナンに入った。だがすぐにそこで最初の難関に直 面する。エリコの頑丈な城壁が、目の前に立ちはだかっていた。私 たちの人生においても、さまざまな困難が行く手を壁のようにふさ ぐ。ヨシュアは厳しい問題を目の前にしていた。そんな時に、一人 の人が抜き身の剣を手に持ち、前方に立っていた。 今にも戦おうとの状態だ。驚いたヨシュアは思わず「あなたは味方 か敵か」と問うた。味方であって欲しかったろう。しかし相手は、 敵とも味方とも言わず「主の軍の将として来た」と答えた。敵でな いなら、味方ではと思うが、そうでなく「軍の将」、ヨシュアの上 に立つリーダーだと。「あなたでなく、わたしが将だ」と。 するとヨシュアは地にひれ伏し拝み「〜して下さい」と言ったので なく「何を告げられるのですか」と、主の御心を問うた。すると、 「あなたの足のはきものを脱げ」と言われた。つまり自分の思い、 考え、方法、自分の力を「脱いで、明け渡して」、主に従うように と。「あなたの立っている場所は聖なる所」と。主が共におられる 場所だ。「そこでヨシュアはそのようにした」。 ヨシュアは、はきものを脱いで、自分の思いや力を、いっさい明け 渡して主に従った。主の言われる通りにすると、エリコの城壁は目 の前で見事に崩れ落ちた。今、エリコの城壁が立ちはだかっている だろうか。苦しい、辛い、困難な状況にあるだろうか。しかし主が 目の前におられる。自分が突き進むのでなく、そうでなくへりくだ って、はき物を脱いで、主の示しに従おう。そうすれば、城壁が崩 れ落ちるのを見る。 ------------- 自分が抱えている問題は、自分の責任だと思うので祈りながらも荷 はずっしりと重たい。明け渡すのは無責任とは違う、主のやり方で で戦うことだ。自分の足の靴を脱ぎ、主の前にお委ねしよう。