2022年05月18日(水)

「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばし て、わたしのわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信 じる者になりなさい」ヨハネ20:27



よみがえられた主が、弟子たちが隠れていた家に、ご自身を現わさ
れた。「平安があなたがたにあるように」と。恐れて潜んでいた弟
子たちは「主を見て喜んだ」。どんなに喜び、胸を躍らせ、嬉しか
ったろう。平安と喜びに満ちた。だが、トマスだけがその場にいな
かった。

自分の都合で不在だったのだが、「なぜ自分だけが?」不満な思い
だったろうか。「私たちは主を見た」と興奮し、歓喜する弟子たち
に「その手に釘の跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、私の手
をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じない」と言い放っ
た。八日後、トマスもいる弟子たちの部屋に、主は再びご自身を現
わされた。

トマスに「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手
を伸ばして、わたしのわきに差し入れなさい」と、トマスが言った
そのままを言われた。「決して信じない」に「信じない者にならな
いで、信じる者になりなさい」と。トマスはどんなに驚いた事だろ
う。

トマスの言葉をご存じで、心を知り、あるがまま受け止められてい
る。弟子たちから聞いても、自分の目で見なければ、決して信じな
いと言った、そんな自分に、愛を持って個人的に向き合って下さっ
た主。まるでトマスのために、現われて下さったような状況に、彼
は、指を釘後やわきに差し入れずに、「私の」主、「私の」神と信
仰告白をした。
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自分の思うような信仰生活が送れず主の恵みが見えない時がある。
主の方からご自分を現して、こんな自分のために主の釘の傷はあ
ると示される。素直に主に従いたいと思わせてくださる。