2022年08月18日(木)

「恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ち ます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお 与えになったのです」使徒27:24



パウロは証しをするため、ローマ行きを示されていたが、現実には
囚人としてであった。船でイタリヤ行きとなり、パウロたちは百人
隊長に渡された。途中で季節的に航海は危険となり、パウロは中止
を忠告した。しかし百人隊長はパウロよりも、航海士や船長の言葉
を信じ出航した。

パウロの言葉通り、大暴風で流されるままとなった。激しく翻弄さ
れる中で、人々は迫る身の危険に、不安と恐れに飲み込まれ、絶望
状態となった。パウロは人々を励まし、命を失う者は一人もないと
の、主の言葉を告げる。

紆余曲折ありつつ、結果的にパウロの言った「頭から髪一筋も失わ
れることはない」の通りになった。最後は「みな、無事に陸に上が
った」。主の言葉は成就した。パウロは絶体絶命に見えるギリギリ
の中で、目に見える状況ではなく、御言葉の方を信じた。

それゆえ信仰により人々に告げる事ができた。主が、湖上の小舟で
熟睡中、嵐でパニックになる弟子たちの箇所がある。主の「黙れ、
静まれ」の一言で、瞬間的にピタリとなぎになった。その時に
「信仰がないのは、どうしたことです」と言われた。

私たちも人生の嵐に会うと、パニックになり怯え、恐れに飲み込ま
れてしまう。不安から逃れられない。その時、主への信仰だけが恐
れを消し去る。状況の問題でなく、主の言葉を信じない不信仰が原
因で、問題だと。そこを認めて助けを求めて祈ろう。信仰を与えて
下さり、平安が臨む。
------------
パニックになると主よ!主よ!と助けを求めて祈るばかりだ。動揺
しすぐに落ち着けない弱い者だが、主はご存じで傍にいて必ず平安
をくださる。主の御言葉に信頼して立とう。