2024年06月16日(日)

「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使 っています・・マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女から それを取り上げてはいけません」ルカ10:41


マルタとマリヤは、二人共、大喜びで主をお迎えした。姉のマルタ
は、主と弟子たちのためにご馳走を料理し、家の片付けや掃除、
多くの労が要った事だろう。一方、妹のマリヤは、何よりも主の
言葉を聞く事を願い、求め、行動に移した。

当時、男性の中で、女性がそのようにするのは、勇気の要る事
だった。姉と妹は、主を歓待するその方法が違った。マルタは、
余りの忙しさに、焦り、イライラした。ふとマリヤを見ると、何も
せずに座っている。どうして手伝わないのか、怒りがこみ上げる。

マリヤを責め、それを許している主に指図までする。「主のため
に」始めた事が、欲求不満となる。何をしているのかわからない。
清潔な場所や食事は、主と弟子たちのために、大切な奉仕だ。
しかし主は、マルタは色々な事を思い煩っていると言われた。
そして「どうしても必要なことは、一つだけ」と。それはマリヤが選
んだ、主の言葉を聞くことだと。

私たちも、なすべき事が山積みになると、許容量オーバーになり、
イライラと不満噴出だろうか。主が飛んでしまうと、思い煩いや焦り
に飲み込まれてしまう。時々、経験するだろうか。主から、「あな
たは、色々な事を心配し、思い煩っている」と言われているだろう
か。いつも、絶えず、必要な一つだけの事に、立ち返ろう。そこから
喜びと平安に返れる。

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日常生活で、主から目が離れると、すぐにマルタになってしまう。
「マルタ、マルタ」と、「あなたは色々な事を心配して、気を使って
います・・」と、そのまま語って下さっている、主の御声が聞こえる。
我に返らせて下さる。