2024年09月17日(火)

「アブラムはカナンの地に住んだが、ロトは低地の町々に住んで、 ソドムの近くまで天幕を張った」創世記13:12



ロトは伯父アブラムにずっとついていた。双方、家畜が増え、同行
困難になった。伯父は、別行動を決断、先にロトに良い場所を選ば
せた。自分は残りの場所にと。ロトは祈らず、肉の思いと判断で、
見た目に潤うソドムとコモラを選んだ。しかしそこは、後に滅ぼさ
れる不道徳、暴力、堕落の町だった。

ロトはソドムの近くまで天幕を張った。「近く」でも、自分さえし
っかりしていれば、大丈夫だと思った。しかし後には、ソドムの門
に座っていた。門に座るのは、町の有力者だった。堕落した町の中
に、しっかり入り込み、世の地位名誉を持っていた。主は、その町
の罪深さに、滅ぼすと決められ、すぐに逃げるよう主の使いを遣わ
される。

しかし娘婿たちは、ロトの言葉を信じず、妻までも、世に執着し滅
ぼされてしまった。娘二人しか救えなかった。ロトは自分は大丈夫
だと思ったが、少しづつ〃世の影響を受け、流され、世に染まって
行った。自分にとり大きな誘惑となるなら、「近づく」ことは危険
だ。主は「避けよ」と言われる。もし飲酒に弱いなら、酒店のある
通りを避けよ。そこを通るなと。

健康上甘味を控えているなら、ケーキ店が並ぶ道を行くな、避けよ
と。自分の弱さを認めることが大切だ。自分は大丈夫だと思うので、
近づいて行く。そして誘惑に負けて、失敗し、大きな痛手を負う。
わざわざ誘惑に近づいて、そこで祈るのではない。「それを無視せ
よ。そこを通るな。それを避けて通れ」と。今、避けよと、主から
言われている事があるだろうか。
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自分は大丈夫としか思えないのが自分の限界だ。簡単に誘惑され、
馴染んでしまう。主に留まっていよう。危険を危険だと示される。
いつも主に頼っていよう。