2025年02月15日(土)

「サウルの子ヨナタンは、ホレシュのダビデのところに来て、神の 御名によってダビデを力づけた」Tサムエル23:16


ダビデは、戦いに勝利に次ぐ勝利で、女性たちの大きな賞賛を
受けた。サウルは、自分よりも賞賛されるダビデをひどく妬み、
それは憎しみとなり、ダビデ殺害に燃えて執ように狙った。そん
な時、ダビデは、ケイラをペリシテの攻撃から救った。サウルは
それを耳にし、ケイラに下り、ダビデを封じ込めようとした。

ダビデは、主からケイラの人々が、ダビデを裏切る事を告げられ、
再び荒野へ逃亡する。ダビデが逃げた事を知ると、サウルは討
伐を止めた。サウルは執念深く追い回すが、主が決して、ダビデ
をサウルの手に渡されなかった。ダビデは荒野に潜伏し、命を
つけ狙われ、いつ殺されるかわからない、まさに絶えず死と隣り
合わせの恐怖だ。

サウルは、全権を持つ一国の王であり、ダビデは僅か600人の
部下を持つだけだ。いざとなれば、サウルは国民全体をも招集
できる。しかしその時、ヨナタンがダビデのもとへ来て、「神の御
名によってダビデを力づけた」。「恐れることはない。父の手が
あなたの身に及ぶことはない。あなたこそイスラエルの王となる」
と。主が、ダビデをサウルの手に渡される事はないと。

ヨナタンは状況でなく、主の約束を見ていた。王の息子が、ダビ
デに、あなたこそ王で、自分は次に立つ者と言った。普通では
あり得ない事で、ヨナタンの信仰だった。「神の御名によって力
づける」とは、自分の思いでなく、主の約束と御心に基づいて力
づけることだ。主の御旨が成就する。どんな危機的状況であって
も、主の主権と支配の中だ。

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主に不可能は一つもなく、サウルの息子のヨナタンを用いて、
ダビデの命を守られた。主の御心が成し遂げられて行く。状況
でなく、主を見て、主を信じ、安んじていよう。絶えず御言葉の
約束を握り、御言葉に立っていよう。御言葉には力がある。、