2025年10月18日(土)

「家を建てて住みつき、畑を作って、その実を食べよ。息子、 娘を生み・・そこで増えよ。減ってはならない」エレミヤ29:5


エレミヤの時代に、イスラエルはアッシリヤに滅ぼされた。
そして、捕虜として連行された。そのアッシリヤはバビロン
により滅ぼされ、バビロンは侵攻し、とうとうユダも降伏、バ
ビロン捕囚となった。当時のユダは、偶像礼拝に走り、堕落
していた。

預言者たちは、人々の耳ざわりの良い、心地良い言葉、人
々が欲しい言葉を語り、平安が無いのに「平安、平安」と言
った。だがエレミヤは、真っ直ぐに神からの、痛い言葉を語
った。そのため苦しめられた。敵国に捕囚となる真っ暗な中
で、エレミヤは、それは一見「災い」と見えるが、「平安と将来
と希望」のためのものと。

即、解放にはならないので、その地で腰をすえて、地道に生
活せよと。そして敵である「その町の繁栄を求め、そのため
に主に祈れ」、それは自分達の繁栄になると。私たちも苦し
い時、一番欲しい言葉が「即、問題解決」「即、解放」だ。しか
し口先だけの励ましは、更に傷を深める。私たちも足かせの
苦しい現状を受け入れる時、その中で主の支えに、恵みに
より生きて行けるという事だ。

現実を受け入れる事が大切だ。いつまでも苦しみのままでな
く、「70年の満ちる頃・・あなたがたを帰らせる」。現状を受け
入れて神に従って行こう。そこに「平安」が約束されている。
そして神の時に、かせから解放して下さる。

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厳しい試練を、くびきを、受け入れる時、たましいに安らぎが
きて、その荷は負いやすく、軽いと。しかし受け入れられない
ので、平安無く、荷は重く、辛い。自分ではどうにも出来ない
ので、祈ろう。主が受け入れられるよう、助けて下さる。