2005年04月17日(日)
「私たちは、夜通し働きましたが、何一つとれませんでした。でもおことばどおり、網をおろしてみましょう」(ルカ5:5)
プロの漁師であるペテロだが、一匹の獲物 も捕れず、心身消耗しきって網を洗っていた。 そこへ主イエスがペテロの舟に乗られ、御言 葉を語られた後、沖へ漕ぎ出して漁をするよ うに言われた。しかし、ペテロの思いがあっ た。夜通し漁をして何一つ捕れず、骨折り損 であった。自分はこの道の事はわかる。今、 漁をしても魚など捕れない。しかし、主は漁 をせよと言われる。見えるところと御言葉が 相反する時の良い教訓だ。常識やこの世の 価値観や判断でなく、御言葉に従う事だ。 <でも>お言葉通りにしますと。その時、ペ テロは奇跡を見た。舟が沈むほどの大漁で あった。ペテロは驚き、聖い畏れで一杯にな った。自分はプロ、しかし自分の判断外の事 が起こった。自らの不信仰をまざまざと見せ られ、へりくだらされた。「私のような者から 離れて下さい。私は罪深い」と言った、このへ りくだったペテロを人を漁る漁師へと召し出さ れたのだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自分の思い、判断、力で動き回っている時は、 不毛だ。消耗するばかりで、何一つ満足がない。 平安も、喜びも無い。私達の唯一の喜びと満足は、 主の御声に従う事だ。今、目の前に示されている 事に、<おことばどおり>従おう。ペテロのよう に主の素晴らしいみわざを経験し、神を知る。