2006年09月17日(日)

「自分のためにたくわえても、神の前に富まない者はこのとおりです」ルカ12:21 

懸命に働き大成功し、財産を築き、安泰に
過ごそうとする農夫。農業に携わり、大豊
作をもたらすこの農夫は賢かっただろう。
しかし、神は「愚か者」と言われた。どこ
が愚かだったのか。まず、彼は神を信じな
い人であり、彼の人生に神は無かった。収
穫物も財産も時間も才能も、すべてが自分
のものであった。そして、莫大な財産を得
ても、貧しい人の事をこれっぽっちも考え
る事がなかった。徹底して自己中心であっ
た。彼の拠り所は富であり、物であった。
倉庫満杯の財産にもう安心だと言ったが、
彼は大きな勘違いをしていた。物は自分の
ものだと思っていたが、自分の命は神の
手に握られていた。地に幾ら蓄えても、
天への備えをしなければ愚かだ。いのちは
財産にではなく霊にある。神の前に富むと
は、神を信じ、神に喜ばれるように富を、
時を、命を用いる事だ。あなたのいのちは、
心は、今どこにあるだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・
心は今、地のものにあるか、天にあるか。
そして中途半端が一番惨めで虚しく決し
て満たされない。心を天に向け、宝は天に
積もう。「宝のあるところに心がある」宝を
天に積むなら、心がそこにあるようになる。