2006年10月18日(水)

「私は満ち足りて出て行きましたが、主は私を素手で帰されました・・主は私を卑しくし、全能者が私をつらいめに会わせ・・」ルツ1:21

偶像の地で、夫が死に、二人の息子も
死んでしまった。神より、家族の幸せ
を求めた。幸せを求めて来たはずなの
に、まさにその幸せを失う結果になっ
てしまった。約束の地を離れ、自分の
力に頼り、自分の欲に歩んだ結果だっ
た。結局、ナオミは大切なものをすべ
て失って、素手になった時に、神に立
ち返る決心に導かれた。神は愛ゆえに、
神を離れて自分中心に歩む私達を打ち
砕かれる。欲望のままに歩む者を放っ
ておかれたら、どうなってしまうかわ
からない。目の前の美味しい草をあさ
り、道に迷い滅びてしまう。ナオミは
砕かれて、へりくだって神のもとへ帰
って行った。しかし、神は尚も恵み深
く、あわれみは尽きない。ルツという
素晴らしい嫁を与えて下さったのだ。
私達は失敗する。しかし、神は尚もす
べての事を益として下さる。それをル
ツに見る事が出来る。失敗したが、ル
ツという宝を生み出して下さった。私
達はいつでもどんな状態であろうと、
神に立ち返る事が出来る。神に来る者
を決して捨てられない。私達の幸せは
境遇ではなく、神にある。
・・・・・・・・・
神以外のものを求めて出て行く時、主
は必ず素手で帰される。それが神の愛
だ。もし、そこで栄えるなら神から全
く離れて気づかない。心にある偶像に
気づかせて下さる。