2008年04月15日(火)

「なぜ、顔を伏せているのか。あなたが正しく行なったのであれば、受け入れられる」創世記4:6

カインとアベルは両親から、神や、献
げ物についてよく教えられていたであ
ろう。神は罪を犯したアダムとエバに
皮の衣を着せられた。罪の贖いのため
には、動物の血が必要であった。神へ
の献げ物は、動物の血が流されなけれ
ばならなかった。「信仰によって、ア
ベルはカインよりもすぐれたいけにえ
をささげ」とある通りだ。アベルは神
に従い、御心にかなったいけにえを献
げた。これは信仰による事だ。カイン
はこの事を顧みなかった。悔い改めて
もう一度献げ直せばよかった。しかし、
カインは神に対して「ひどく怒った」
そして、弟を激しく嫉妬した。彼は
「顔を伏せた」。神は「なぜ顔を伏せ
るのか。正しく行なったならまっすぐ
に立っておれる」顔を上げられるはず
だと言われた。彼は正しくない事がわ
かっていた。「なぜ兄弟を殺したのか。
自分の行ないは悪く、兄弟の行ないは
正しかったから」だ。悪いとわかって
いてなお、自分を通して行った。神に
受け入れられた弟への嫉妬は憎しみと
燃え、それは殺人へと突き進んだ。神
はカインに御声をかけ、悔い改めの機
会を与えられた。しかし彼は無視した。
聖霊の促しを無視すると、罪の性質は
頑なになり、更に罪に突き進む。今、
やましい事があるなら、伏せた顔を上
げて悔い改めよう。愛の御声が聞こえ
ているなら、御心に従おう。頑なにな
る前に。豊かな赦しにあずかろう。
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悪いと分かっていても認めず、自分を
正当化して行くのは愚かだ。正しく裁
かれるのは神様だ。正直に罪を告白し、
悔い改めるなら新しい展開がまってい
る。主の御前に顔を伏せる事のないよ
うに。