2010年10月17日(日) 「どうか、私の妹だと言ってくれ。そうすれば、あなたのおかげで私にも良くしてくれ・・私は生きのびるだろう」創世記12:13
「どうか、私の妹だと言ってくれ。そうすれば、あなたのおかげで私にも良くしてくれ・・私は生きのびるだろう」創世記12:13
アブラハムは、自分の妻サラを「私の妹です」と、エジプトとゲラルにおいて、 1度ではなく、2度も嘘を言い、騙したと記されている。普通の書物であれば、 都合の悪い事は隠す。 しかし、聖書はアブラハムの失敗を決して隠ぺいせず、事実をありのままに記し ている。信仰の父アブラハムも、スーパーマンではなく、完璧な聖人でなく、私 たちと全く同じ弱さを持った人間であった事がわかる。 私たちと同じように失敗し、しかも、その失敗を繰り返している。又、イサクが 与えられる約束があるに関わらず、神の時を待てずに、人間的な思いで、女奴隷 ハガルにより、イシマエルを産み出してしまった。 アブラハムの失敗に関わらず、神はアブラハムをそのつど立ち返らせ、アブラハ ムに約束を成就された。約束通りにイサクが与えられ、神はアブラハムを大いに 祝福された。ヘブル11章の信仰の人々に名を連ねている。 私たちは失敗する。何度も失敗し、又、弱さゆえに同じ失敗を繰り返してしまう。 だからと言って、神は決して捨てられない。約束も使命も変えられる事はない。 私たちの弱さをご存じだ。ご存じの上で愛して下さっている。 自分はだめだと思ってしまうが、だめなのではない。主の十字架による豊かな赦 しが備えられている。どんな時も赦されて、尚も赦されて、生きて行ける。今す ぐ、主のもとへ行こう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 失敗しない人はいない。人間である限り、必ず失敗する。7度を70倍にして赦 しなさいと言われた主が、同じように赦して下さらない事があろうか。何度失敗 しても、十字架の赦しを受け取り、感謝して、感謝して、前に進んで行こう。