2011年11月16日(水)

「彼は、えにしだの木の陰にすわり、自分の死を願って言った」T列王19:4


エリヤはバアルとの戦いで、極度のストレス状態にあり、心身消耗しきった後、次にはイゼベルから命をつけ狙われた。殺されるという恐怖におののいた。アハブとイゼベルは更に頑なになり、エリヤは、あれだけバアルと戦ったのに、何も変わらないとの深い挫折感に襲わた。性根尽きてしまい、もう何の気力も残っていなかった。許容量オーバーだ。そんな時、神に頼るのでなく、自分で自分を救うために逃れた。

時に、目の前が真っ暗になってしまう。恐れと不安に支配されてしまい、何をどうしてよいかもわからない。絶望状態だ。しかし、そのようなエリヤを、神は追いかけ、慈しみを現わされる。死を願うエリヤに、神は「そんな事でどうする」と責めることも、「もっと祈って、信仰持って」と叱ることもされず、食べ物を与え、休息を与えられた。エリヤには心身の休みが必要であった。神は休ませて下さる。しっかり食べさせて、ぐっすり眠らせられた。休みにより、力を得たエリヤは再び立ち上がる事ができた。

極度の緊張状態が続いたり、過労の時は、とにかくまず休息が必要である事を覚えよう。状況も正しく判断できず、ネガティブにしか受け取れなくなる。神はエリヤに御声を聞かせ、間違った情報を正し、再び使命を与えられた。主は愛し、慈しんで下さっている。どんな時も、受け止めて下さる。ありのままで主の前に出よう。歩むべき道を示し、導いて下さる。
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エリヤでさえも恐れネガティブな思いやまた狭量な思考に襲われた。いつも元気で走り続けられる日ばかりではない。弱いと認める事は大切だ。疲れたらゆっくり休もう。