2015年01月17日(土) 「私は私の嘆きで疲れ果て、私の涙で、夜ごとに私の寝床を漂わせ、 私のふしどを押し流します」詩編6:8
「私は私の嘆きで疲れ果て、私の涙で、夜ごとに私の寝床を漂わせ、 私のふしどを押し流します」詩編6:8
ダビデはこの時、命をつけ狙われて、敵に追われていた。彼はサウ ル王からひどく妬まれ、憎まれ、王の軍隊により命を狙われていた。 絶えず、死と隣り合わせで、どんなに不安と恐怖の中にあったこと だろう。ダビデは神のみ心に叶った人であった。しかし、非常に辛 い苦しい経験を通っている。 クリスチャンになるという事は、何の問題も無くなる事ではない。 生涯、平穏無事、安泰ということではない。ダビデは敵だけでなく、 実子からも狙われ、更に病にも陥る。四方八方、悩みと問題ばかり の窮地だ。何がどうなっているのか、ダビデは弱り果ててしまい、 もう泣くしかなかった。 嘆きで、嘆きで、疲れ果ててしまった。その正直な気持ちを、思い を、ありのまま主に告げている。ダビデの素晴らしいところは、苦 しみ、悩み、嘆き、悲しみ、落ち込むが、絶えず「主に向いて」い るところだ。それを主に向かって訴えている。苦しい中で祈り続け ている。 「主は私の泣く声を聞かれた」「切なる願いを聞かれた」「主は私 の祈りを受け入れられる」。どうにもできずに、泣くしかないよう な状況、その中で、主は涙を見ていて下さる。受け止めて、祈りに 答えて下さる。私たちも、苦しみ、悩みの時、「主に向き」続けよ う。 主にどんなに辛いかを訴えよう。主はそれらを受け取り、状況は変 わらなくとも、まず心を平安にして下さる。大事な事はどんな時も、 「主に向き」続ける事だ。 ・・・・・・・・・・・ 何があっても「主に向く」ことを喜んで下さる。嘆きも憂いも悩み も受け止め、聞いて下さっている。自分の内で悶々とせず、思い煩 わず、その思いをことごとく主に告げよう。すると不思議を経験す る。心が平安にされる。