2018年02月14日(水)

「サラは、エジプトの女ハガルがアブラハムに産んだ子が、自分の子イサクをからかっているのを見た」創世記21:9



アブラハムと女奴隷ハガルとの間に生まれたイシマエルが、イサク
をからかっていた。それを見たサラは「このはしためを、その子を
追い出してください。このはしための子はわたしの子イサクといっ
しょに、跡取りになるべきではない」とアブラハムに迫った。サラ
の嫉妬から出た言葉であったが、言い分は正当であった。

しかし、イサクと同様にイシマエルもまた自分の実子であり、愛す
る息子であり、アブラハムは悩みに悩んだ。どうすれば良いのか。
イシマエルを追い出す事は忍びない。苦しい状況だ。主の御心はど
こにあり、どうする事が正しいのか、切に主に求めた。「すると、
神はアブラハムに仰せられた」主は答えを下さった。

悩んではならない。サラが言う通りに聞き入れるようにと。しかし、
イシマエルも、一つの国民とする。あなたの子なのだからと。主か
らの明確な答えがあったので、アブラハムは従うことができた。翌
朝早く、パンと水の皮袋をハガルに与え、イシマエルと共に送り出
した。荒野をさまよい歩き、水が尽きた時、ハガルは子供が死ぬの
を見たくないと、離れて座り、声を上げて泣いた。

しかし、神の使いから「あの子を大いなる国民とする」との励まし
を受け、神により目が開かれると、ハガルはそこに井戸を見つけた。
神はイシマエルをも顧みられた。苦しみの時、悩みの時は、判断を
主に求め、従おう。主は答え、道を示し、必ず導いて下さる。
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悩みに悩んでも決断を下せなかった問題に神は答えを出してくださ
った。アブラハムはどれ程安堵したことだろう。あわれみ深い神に
御心を求めえて祈ろう。