2018年07月17日(火)

「『どうぞ、私の女奴隷のところにおはいりください。たぶん彼女によって、私は子どもの母になれるでしょう』アブラムはサライの言うことを聞き入れた」創世記16:2




主は、アブラハムに「あなた自身から生まれ出て来る者が、あなた
の跡を継がなければならない」「星を数えることができるなら、数
えなさい」「あなたの子孫はこのようになる」と言われていた。し
かし、現実になかなか子供が与えられなかった。そんな時にサラは
考えた。これは自分ではなく、女奴隷によって子供を持つ事が御心
なのではと。

主が言われたのは、そういう事なのではないのか。それで当時の風
習により、女奴隷によって子供を持つことを、アブラハムに提案し
た。アブラハムは、サラの申し出という事で受け入れた。その結果、
ハガルはみごもった。しかし秩序が狂うと、必ず様々な問題と混乱
が生じる。

ハガルは、不妊の女主人を見下すようになり、サラは、そんなハガ
ルに怒りを燃やし、いじめた。ハガルは余りの辛さに逃亡する。だ
がそこに主が介入され、結局ハガルは主に従い、女主人のもとへ戻
り、イシマエルを産んだ。アブラハムとサラは、主の約束を待てず
に、信じる事ができずに、自分たちの思いに従った。その結果、イ
シマエルを産み出してしまった。

サラは、主の言葉をそのまま受け取らずに、自分の思いを入れて解
釈した。そこで間違ってしまった。自分の思いで、肉で行動すると、
肉の結果を刈り取る事になる。今、主の約束を待てないで、自分の
思いと力で動こうとしているなら、とどまろう。必ず約束はどんな
に遅くなっても成就する。主を待とう。
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長く待たされる時、じっと動かないでいる事は辛い。自力で動き出
す事の方が御心だと思ってしまう。待てない自分を主に祈り、御言
葉の約束に留まろう。