2020年04月16日(木)

「ナボテはアハブに言った『主によって、私には、ありえないことです。私の先祖のゆずりの地をあなたに与えるとは』」T列王21:3



子供の視覚教材で、不機嫌な顔をしたアハブ王が出てくるが、アハ
ブ王は家の隣にあるナボテのぶどう畑が欲しくてたまらなかった。
代わりにもっと良い畑を与えるからと譲るよう要求した。しかしナ
ボテは断った。これは正当な事であった。律法に先祖から受け継い
だ土地を売ってはならないと定められていた。

もし貧しさゆえに、土地を売った場合にも、細かい規程があった。
買い戻しの権利のある親族が買い戻さなければならない。神の定め
でありナボテは神に従った。するとアハブ王は激怒し、すねて不機
嫌になった。「寝台に横になり、顔をそむけて、食事もしようとし
なかった」。自分の要求が通らず、思い通りにならないので、ふて
くされる、わがまま病だ。

アハブは自分が正しくないことはわかっていても、要求が通らない
と腹を立て、どこまでも欲望を通そうとする。人は、間違いを認め
ない時、更に罪に進み、罪に罪を重ねて行ってしまう。結局、妻の
イゼベルが画策する事により、ナボテを殺害してしまった。私たち
は、自らの間違いを認めるなら、更に罪を重ねる事から守られる。

又、思い通りにならない時は、そこに門を閉じておられる主を認め、
御心を受け止めよう。受け入れる事を学ぼう。主は別の道を備えて
いて下さる。自分の欲望でなく、主の御心を第一にして行く時、肉
の満足でなく、真の満足と、快楽でなく御霊の喜びを経験する。
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願っても受けられないのは間違った動機ではないか、願いは祈りに
あげて主に介在してもらおう。手に入らなければ罪へと進んでいく
のを肉は止められない。主に委ねよう。