2022年07月16日(土)

「ヘロデはヨハネの教えを聞くとき、非常に当惑しながらも、喜ん で耳を傾けていた」マルコ6:20



ヘロデは、ヨハネを殺害してしまった。ヨハネを正しい人と恐れ、
保護していたにかかわらず殺してしまった。なぜだろう。「王は非
常に心を痛めたが、自分の誓いもあり、人々の手前もあって」とあ
り、ヘロデは、自分はヨハネを正しいと知りながら、人目を恐れ、
気にして、ヘロデヤの娘の言う事を聞き入れ、ヨハネを殺してしま
ったのだ。

ヨハネの語る言葉を聞いていながら、周囲に自分の立場と体面を保
つために、抹殺してしまう。ヘロデは、神の言葉を喜んで聞くだけ
で、御言葉に応答し、悔い改める事はなかった。又、御言葉に従う
事もなかった。ヘロデには権力があり、娘の願いを退ける事もでき
た。それなのに娘の言う事に従ってしまった。

ヘロデはメンツのため、神でなく人を恐れた。体面を繕う事が大事
で、最優先だった。私たちはどうだろう。人の目を自分が思う以上
に意識しているものだ。人への恐れから、方向を誤ってしまう。そ
れは主の言葉を喜んで聞いていながら、従う事をさせない。人への
恐れは、根深く培われている。まず気づきから始まる。

ヘロデは御言葉を喜んで聞いていたが、悔い改める事はなかった。
御言葉を聞いてはいても、示しに従わないなら、実を結ぶ事がない。
ピラトも主が正しいとわかっていたのに、保身のために、主を十字
架へと追いやった。御霊の示しに従おう。成長して行く事ができ、
豊かな実を結んで行ける。喜びが与えられ、主の祝福にあずかる。

・・・・・・・・・・
人を気にし、体面を繕って行くと、主から離れてしまう。主を見る
目が、人を見て恐れてしまう。祈っていよう。又、御言葉を聞くだ
けで終わるなら、自己満足で終わる。聞いて、示された事を行なえ
るよう、助けを求めて祈ろう。示しを一歩行えるよう祈ろう。