2003年02月14日(金)

「蛇が一番狡猾であった。蛇は女に言った「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはいけない、と神は本当に言われたのですか」(創世記3:1)


 「狡猾な」は、悪賢い、巧妙な、の意味だ。
巧妙な蛇の知恵は、良い知恵でなく、邪悪な
知恵だ。この言葉は極めて巧妙だ。神は不当
に厳しいのでは、との疑いを持たせる。
こんなに木があるのに、食べてはいけないの
か?と神の愛や善に暗い疑問を投げかける。
それも疑問の形を取りさらに巧妙。質問のよ
うに装い、もし自分が間違っていれば教えて
欲しいとの態度に見える。しかし、見せかけ
だけで、一切そういう気持ちは無い。
蛇は偽りそのものなのだ。この語りかけに、
エバは答えて行った。
主は答えないで、御言葉で撃退された。
「と書いてある」主はこう言われたと、はっ
きり立場を取らないで対話に入って行く事は、
大変危険だ。誘惑者であるサタンは私達より
賢く知恵がある。主に頼らないならすぐに敗
北だ。