2003年03月16日(日) 「心の貧しい人は幸いです。天の御国はその人のものだからです」(マタイ5:3)
「心の貧しい人は幸いです。天の御国はその人のものだからです」(マタイ5:3)
「貧しい」という語源が、単に所有物が不足してい る、充分でないという意味でなく、全く何も持って いないという意味だ。旧約聖書の中で、貧しい 人を表わす意味は、圧迫され、虐待され、踏みつ けられた人々だ。彼を助けてくれる人が誰もいな いので、神に全面的に頼る人々だ。このイエスの 教えでは、最も幸福な人は、自分が何者でもない こと、全く何も持っていないことを真に知り、神が 避け所であり、神に拠り頼み、すべての信頼を 神においている人だ。その人が何にも増して平安 であり、幸せなのだ。私達はすべてを失っても、神 を持っている。つまり、すべてを持っているのだ。 自分の弱さを知る人、自分に何も無い事を知る人 が真に祝福された人である。肉やこの世と正反対だ。