2004年05月17日(月)

「ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた」(ルカ19:6)

ザアカイは人々から嫌われていた。ユダヤ人でありながらローマの手先として働き、税額に上乗せして請求し、私腹を肥やしていたのだから。それは罪であった。富が自分に幸せを与えてくれると信じたが、幻想であった。莫大な富を手にしたものの喜びも心の満たしもなかった。イエスという方なら何とか出来るのではと求めたのだ。その切なる求めは木に登る行為になって表れた。主はその心のすべてをご存じであった。「ザアカイ」と名を呼ばれ、「あなたの家に泊まる」とは、あなたをありのまま、そのまま受け入れますよと言うことだ。罪まみれのザアカイを受け入れて、決して裁かず、この気持ちを受け止め、愛して下さるお方に出会ったのだ。虚しい心は大きな喜びで満たされた。その結果、富は問題でなくなり、償いのために財産を用いた。富のために主のもとを去った金持ちの役人と正反対だ。今日もあなたの心をご存じだ。大喜びでイエスに会っているか。
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急いで下りて来て大喜びで、イエス様を迎えたザアカイ。急いで大喜びで、日々イエス様に出会っているだろうか。ザアカイのような熱意で出会っているだろうか。主は求めに答えて下さるお方。交わりを喜んで下さるお方、心を喜びで満たして下さるお方だ。