2008年09月16日(火)

「御霊で始まったあなたがたが、いま肉によって完成されるというのですか」ガラテア3:3



アブラハムに子供を与える
との、神の約束がなかなか
実現しない。そこでサラは
女奴隷ハガルによって、子
を得ようとした。当時は行
なわれていた事であり、こ
れは非常に良いアイデアに
思えた。「あなた自身から
生まれ出て来る者が」跡継
ぎになるとの、神の言葉に
も適っているし、「彼女に
よって、私は子供の母にな
れる」と。サラの申し出を
受け入れ、アブラハムはそ
のようにした。ところが、
ハガルがみごもると、サラ
を見下げるようになった。
どんなに良い考えだと思っ
ても、肉の思い、行ないは
必ず問題を生み出す。秩序
が混乱して行く。サラにい
じめられたハガルは逃げ出
すが、主が介入された。ハ
ガルにとっても奴隷の身で
あり、自分の意志を越えた
事であった。そこで、身を
低くするなら、子孫を大い
に増やすと主は約束された。
境遇は変えられないかも知
れないが、しかし、与えら
れた境遇の中で、どういう
態度で生きて行くかは自分
の選択だ。今、目の前の状
況が、何も動かず、何も変
わらず、神の約束が宙に浮
いたような状態だろうか。
今こそ、自分の肉の思い
で動かず、神を待とう。じ
っと待ち望もう。肉で動く
と、イシマエルを生み出し
てしまう。問題と困難を自
分で作り出してしまう。神
の時に、神ご自身が動かれ、
素晴らしい成就を見る。
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恵みによる約束があるにも
関わらず、肉の中の律法に
追い立てられている。ああ
しなければ・・こうするべ
きだと。平安がないなら今
一度、吟味してみよう。