2024年12月07日(土)

「そのとき、モーセが手を海の上に差し伸ばすと、主は一晩中 強い東風で海を退かせ、海を陸地とされた。それで水は分かれ た」出エ14:21


モーセが、民を導いて出エジプトを果たし、海辺で宿営していた
時、パロの軍隊が追跡して来た。みるみる内に、そのパロの軍
勢は追いついて来た。前は海で、後ろからは追っ手という、絶体
絶命の危機だ。イスラエルの民は恐怖で、神に叫び、モーセに
文句を言った。

奴隷の苦難から、救い出してもらったにかかわらず、突如の手
の平返しだ。エジプトから連れ出したりして、一体何という事をし
てくれたのかと、不平不満をぶちまけた。その時、神は奇跡をさ
れ、海の中に道を造られた。そして、安全に無事に、民は紅海を
渡った。

あなたは今、断崖絶壁にいるだろうか、絶体絶命だろうか、神
は必ずあなたのために、道の無い所に道を造られる。「あなた
の道は海の中にあり、大水の中にありました。そのため、あな
たの足跡を見た者はない」と。その道は、隠されていて見えない。
しかし信仰持って前進すると、道が目の前に現れて来る。海が分
かたれ、道が備えられていたように。

ある人は進路において経験した。受験が想定外の結果で、不合
格だった。希望が断たれ、目の前が真っ暗だ。どうすれば良いの
か、祈りに祈った。その時に、道が海の中にあった。目の前に突
然道ができて、留学の道が開かれた。思いを越えた恵みだった。

ある人は、経済的苦境で、進学を断念しようとした時、ある方面
から突然の援助が与えられ、道が造られた。あなたも振り返る時、
海の中に道があった事だろう。これからも主は、道無き所に道を
造り、私たちを安全に導いて下さる。私たちは前進して行ける。

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信仰人生で、幾度も絶体絶命の海の中に道があった。だからこ
そ、今がある。信仰が守られ、保たれている。当然ではなく、主
によることだ。感謝しかない。これからも道無き所に、道を造って
導いて下さる。