2009年04月12日(日)

「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです」ルカ1:30


時に予想もしない事態に遭遇する。マリヤがそうであった。ある日突然、御使い
が現れ、驚くようなメッセージを告げた。

マリヤがみごもると言う。男の子が生まれるので、名をイエスと付ける事、その
子は神の子であり、ダビデの家系から生まれると預言されていた救い主であると。

しかし、マリヤはその言葉に応答し、どうして処女の自分にそんな事が、と尋ね
た。大きな戸惑いであったが全面拒否でなく、まず受け止めて対応した。

御使いは答えた。聖霊が臨み、神の力におおわれる。不妊のエリサベツにすでに
奇跡がなされている。神に不可能はない。これらの言葉を聞いた時、マリヤは
「おことばどおりこの身になりますように」と身を差し出した。

結婚前にみごもるなら姦通の罪として死刑だ。ヨセフの立場はどうなるのか。聖
霊により妊娠したなどと信じられるわけがない。信頼関係も壊れ、婚約も破綻す
るだろう。死をも覚悟の上での告白であった。

マリヤは神の言葉に身をもって応えた。救い主の母となる恵みが実現したのは
「私は主のはしためです」とへりくだり、「この身になりますように」と応答し
たゆえだ。

私達も突如の事態には、悲観的、否定的にならずに、主からのものと、まず前向
きに受け取ろう。そして「自分の思い通りに」でなく「お言葉の通りに」と身を
委ねよう。その時、神の素晴らしいご計画をあなたの上に実現させて下さる。

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神の御心が示されたなら、「この身になりますように」と献げられるよう、祈ろ
う。今、御心が示されていて、従えないなら「従いたくありません」とまず祈ろ
う。そうするなら、神が次の展開へと導いて下さる。