2009年11月15日(日)

「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです」マルコ5:34

12年長血を患っていた女性がいた。その間、多くの医者にかかったが直らず、
財産を使い果たしていた。12年は長い。どんなに恐れと不安にさいなまれ、苦
しみと辛さの中にいた事だろう。

必死になり、一生懸命あれこれと努力し、やってみた事だろう。しかし「何のか
いもなく」、努力の成果なく「悪くなる一方」であった。すべての道が閉ざされ
絶望だった。

そんな時に主イエスの事を聞き、着物に触ればきっと直ると、信じ、主の着物に
触った。すると触った途端、直った。主は「だれが触ったのか」と着物に触った
人物を捜された。人の心の中まで見抜かれる主は、誰が触ったのか、聞くまでも
なくご存じであった。

しかしあえて女性のために、主ご自身と接触するようにされた。そのまま帰れば、
身体は癒えたが、残りの人生、主と何の関係も無く生きたであろう。

すると彼女は「ひれ伏し」「イエスに真実を余すところなく打ち明けた」。「安
心して帰りなさい」12年間の苦しみ、悲しみ、傷、痛みが癒された。「すこや
かでいなさい」心身共に癒され、救いを受けた。

私たちも主に自分の気持ち、悩み、苦しみを「余すところなく」打ち明けよう。
主は癒して下さる。又、主は一刻を争うヤイロの娘へと向かう途上に、この女性
に対応された。熱心に一途に主を求める魂を、主は顧みられずにはおられない。

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主を求める魂を、絶対に放って置かれない。主を渇き求める心を、しっかり受け
止めて下さる。自分で思い煩っていないで、主の元へ行き、その問題を、又自ら
の心の内を余すところなく打ち明けよう。主が働かれ、癒しを、平安を下さる。