2010年03月16日(火)

「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」マタイ14:27

弟子たちを舟に乗せ、向こう岸へ行かせられた間、ご自身は、祈るためにひとりで山に登られた。主は、弟子たちが嵐に悩まされている間、御父に執り成しの祈りをしておられた。

私達の人生の大嵐のただ中で、厳しい試練の最中に、主は私たちをしっかり見守っておられ、執り成していて下さる。主はいつも私たちと共におられる。この主を覚えよう。

そして、湖にやって来られ「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と御声をかけられた。「わたしだ」という御言葉は、「わたしはある」という意味の言葉だ。

モーセが神から召しを受けた時に「『わたしある』という者である」とご自身を現わされた。天地万物の創造主が嵐を静める事は、たやすい事だ。
ご自身が自然界を創造されたのだから。その創造主なる主が常に私達と共におられるのであれば、私達はもはや何を恐れる事があろう。

主が勝利され、私たちはただその恵みにあずかる。弟子たちは主を見て、喜んで舟に迎え入れた。主が舟に乗り込まれると、風が止んだ。私たちも困難の中で経験する。波風吹きすさぶ状況に、私たちは動揺し、パニックになり、右往左往する。

しかし「しっかりしなさい。わたしだ」との主を心に迎え入れると、ピタリと心の嵐は止み、心は平安になる。御言葉が心に臨む時、全き平安を得る。主の一言によって生きて行く事ができる。
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主を仰ぎ見ている限り、一つ一つの問題の解決、なすべき事は必ず教えて下さる。試みや試練の度にその背後におられる神を再確認し、信仰を新たにして立つチャンスだ。恐れず主の守りに全てをお任せしよう。