2010年08月16日(月)

「夫のヨセフは正しい人であって、彼女をさらし者にはしたくなかったので、内密にさらせようとした」マタイ1:19


マリヤの妊娠を知り、ヨセフの立場になれば、ヨセフはどんなにショックであり、悩み苦しんだ事だろう。裏切られたと思っただろう。当時は婚約者以外の子供をみごもるなど、姦淫罪で石打ちの刑であった。ヨセフは苦しみ抜いた挙げ句、マリヤをそっと内密に去らせようと決心した。

「ヨセフは正しい人であって」とあり、その行動は信仰から来ていた。ヨセフはこの事態の真の事情を知らなかったのであり、心はちぢに乱れた事だろう。疑い、思い煩い、怒り、絶望、様々な思いの葛藤があっただろう。しかし、ヨセフは信仰によって歩み、神を信じ、善をもってマリヤに対応する事をした。

自分を捨てて、神の御前に正しい事を選択し、正しく生きようとした。ヨセフはなぜこんな事になったのか、何が起きているのか、混乱の中で、悶々と思いを巡らしていた。その時に、主の使いが夢に現われ、真実を告げ、ヨセフを導き励ました。

マリヤを妻として迎える事、胎の子は聖霊によること、救い主でありイエスと名づけること。ヨセフは「命じられたとおりにして」マリヤを妻として迎え、生まれた赤子をイエスと名づけた。

ヨセフから学べる。悩みや問題のある時、主は御言葉をもって臨まれ導かれる事、そして「命じられたとおりに」従う時、主の大きなみわざを見ること。今、理解できない問題に直面しているなら、神に向かい、御言葉に耳を傾け、御霊が示されたなら、その通りに従おう。
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目に見える所しかわからず思い煩うより、御言葉を持って臨まれる主に聞こう。御言葉を自分の事として聞き信じ従う時に神様を体験する。混乱の中にあって御言葉が指し示す方向へ一歩踏み出そう。