2010年09月15日(水)

「あなたが神の子なら、この石がパンになるように、命じなさい」マタイ4:3


悪魔は、荒野で主を誘惑し、攻撃した。40日間断食し、まさに限界ギリギリの空腹の主に、そこの石をパンに変えて、パンを自分で作ればいいではないかと誘惑した。「このままでは確実に死んでしまう、神はパンを与えてくれないのでは?」との疑いを吹き込んで来る。「神に頼っていたら、与えられないんじゃないの?」「自分で何とかしないと死んでしまうのでは」と。「死んでしまったら、元も子も無いではないか」あなたにもこの誘惑がないか。

「神に頼っていたら、らちがあかないよ。祈りなんて時間がかかるし、さっさと自分でしてしまえば良い。すぐ出来て、スムーズに行くよ、それでうまく行けばいいじゃない」。「自分でやった方が早いよ。御心にかなった事なんだし」ここで死ねば、元も子もないではないか。自分の使命はどうなるのか。どうあっても、パンを食べて、とにかく生き延びねば。

神に頼り続けるなら、あたかも餓死するかのように錯覚させる。「自分で調達すれば?」<神のため>なんだからいいじゃないと、自分の判断で動き、自分の力で事を行なうように仕向ける。サタンの巧妙な誘惑だ。

どこまでも神の言葉の下に自分を置いて、従うことが信仰だ。神はパンを与えて下さる。パンがいのちを造るのでなく、神の言葉がいのちを造る。神への信頼を崩してしまおうとする、サタンの攻撃を見抜けるように。今、この誘惑が来ていないだろうか。
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サタンは神に背を向けさせ、御言葉を捨てさせるよう、生活習慣や、優先順位など、肉に一致させるように働きかけて来る。御言葉の下に自分を置き、御言葉に自分を合わせて今日もしっかり祈り立っていよう。