2012年05月16日(水)

「突然、天からの光が彼を巡り照らした。彼は地に倒れて、『サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか』という声を聞いた」使徒9:4

      
サウロは、神の御心であり、正しい事だと信じ込んで、クリスチャンを捕らえ、殺害の意に燃えていた。エルサレムだけでは気が済まず、ダマスコまで追いかけた。その時突然、天からの光が来て、彼は地に倒れた。そして、主の御声を聞いた。「なぜ、わたしを迫害するのか」と。地面から起きた時、目が見えなくなっていた。

サウロにとって根底からくつがえされる、衝撃的な出来事だったろう。それから3日間、盲目の状態に置かれ、飲食もせず、真っ暗闇の中で、サウロは今までの事を考え、今、目の前に起きた事を考え、先を考え、祈りに祈った事だろう。サウロは「地に倒れた」時に、主の御声を聞いた。主が倒されて、聞かせられた。

私たちは全力疾走の時、周囲の事は見えない。行き詰まった時、失敗した時に立ち止まる。私たちにも、主は、立ち止まらせたいがために、挫折や失敗、行き詰まりを通される。そこには主のご計画があり、大きな祝福へとつながって行く。又、今、暗黒状態なら、主は祈らせたいと思っておられる。

立ち止まって、自らを振り返り、現在の状況を見据え、先について、祈りに祈ろう。「そこで、彼は祈っています」サウロは祈っていた時に、アナニヤが遣わされた。そして、「目からうろこのような物が落ち」て、再び見えるようにされた。私たちも、行き詰まりの暗黒を通った後、神がはっきりと、見えるようにして下さる。
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昨日と同じ歩みを主が止められる。再び歩き出すために何が必要なのか、何が要らないのか、何処へ行けばいいのか。行き詰まりは更に深みに漕ぎ出す祝福へのチャンスだ。