2013年06月14日(金)

「こうして彼らは・・すべて王が命じた通りにした。その後、神はこの国の祈りに心を動かされた」Uサムエル21:14


ダビデの時代に3年間続いて飢饉があった。そこでその事で、ダビデが主の御心を求めた。すると、主はその原因を示された。かつてサウルとその一族に、ギブオン人との誓いを破り、彼らの血を流した罪があると示された。そこで、ダビデはその事を対処しようとした。ギブオン人たちに、どうすればよいのかと問うと、サウルの子たち7人を引き渡し、さらし者にするようにというものだった。ダビデは相手の言い分を聞き、苦渋の決断を迫られる。

しかし、誓いを破ったものであり、主の御心をそれている事であり、その要求を受け入れた。ギブオン人たちはその対処に納得した。そして、さらされた7人の骨を、サウル、ヨナタンの骨と一緒にサウルの父の墓に丁寧に葬った。主の示しに従った時に、「その後、神はこの国の祈りに心を動かされた」。

飢饉に対して、ダビデは飢饉が去るようにと祈ったのでなく、主の御心を求めた。私たちも、思い通りにならない状況、祈りが聞かれない状況で、自分の思い通りになるよう祈り続けるのでなく、その事で、主の御心を求める事が必要だ。そうすれば、主のみ思いを知ることができる。祈りが聞かれない時は、あるいは、何かが御心からそれているのかも知れない。そこを軌道修正する時に、再び祈りが聞かれる。
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祈りの答えばかりを求めるが、聞かれない祈りの中に、主の御思いがあるのではないか。主が良いと思われたらそのように、そうでないなら御心に従えるよう、御心を主に尋ねていこう。