2014年02月13日(木)

「もしその人があなたに親類の役目を果たすことを喜ばないなら、私があなたを買い戻します。主は生きておられる。とにかく、朝までお休みなさい」ルツ3:13 


ナオミが、モアブの地で出会った息子の嫁ルツ。そのルツが当の息子が亡くなった後も、ナオミについて来てくれた。ナオミの故郷は、ルツにとっては異国の地であり、ナオミは、そんなルツの今後の事をよく考え、祈っていた事だろう。生計のために、ルツが落ち穂拾いに出た時に、丁度出会ったのがボアズだった。そのボアズは親類で、ルツに目を留め、好意を表してくれている。その誠実な人柄は、ルツの将来を託すのに、ピッタリだ。

こんなにふさわしい相手はいない。ナオミはルツに指示を与え、ルツはナオミに言われたその通りに従った。ルツは、ボアズに買い戻しを願い、ボアズの足もとに寝たのだ。どんなに勇気の要る事だったろう。するとボアズは、その願いを受け入れ、しかし更に近い親類がいるので、もしその人が権利を放棄するなら、自分が買い戻すと答えた。

ナオミは、状況がどうであれ、必ずボアズがルツを買い戻すようになる事、それが神の御心であり、成就する事を信じていた。それで「この事がどうおさまるかわかるまで待て」と、ルツに確信を持って言えた。ルツは自分のすべき事はした。神が働かれるから、待っているようにと。どうこうせず、思い煩う事もせず、ただじっと安息して待てと。

肉の動きを止めることだ。私達にはこれが難しい。肉は必ず自分で対応し、自分で動こうとする。その方が楽なのだ。目に見えない神を、ただじっと待ち望む事は難しい。あなたにも、なすべ事を果たしたなら、神を待てと言っておられるだろうか。
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信仰に立ってやることをやったなら、後は神にお任せし、じっと待つ者となるべきだ。騒だつ思いを治め待つことを学ぼう。信仰を培って行く。