2014年05月16日(金)

「ダビデは非常に悩んだ。民がみな、自分たちの息子、娘たちのことで心を悩まし、ダビデを石で打ち殺そうと言い出したからである」Tサムエル30:6

ダビデはサウルに追われて、こともあろうにペリシテの地に逃れた。そこで当然のごとく問題に巻き込まれて行く。ペリシテがイスラエルと戦う時に、忠誠を示すために、何と同胞と戦わねばならぬ窮地に陥る。戦いに出て行くが、しかし神の関与により、ダビデは引き返させられた。

そこで戻ると、何と町がアマレクに攻撃され、焼かれ、大人も子供も皆連れ去られ、町は廃墟になっていた。ダビデも部下たちも大声で泣き、ついに泣く力も無くなった。彼らは自分の妻や子供たちが略奪された事で、余りにも衝撃が大きく、ダビデのせいであり、ダビデを殺そうと言い出した。サウルから逃げてここに来たが、今、部下達に殺されそうになっている。

その時にダビデはどうしたのか。「しかしダビデは彼の神、主によって奮い立った」。ダビデは祈った。「略奪隊を追うべきですか」主は「追え。必ず追いつける、救い出せる」と言われた。そこで追撃を開始するや、途上でアマレクの奴隷に会い、その奴隷により、彼らの居場所を突き止めた。

すべて神の計らいであった。敵を討ち、妻や子供、奪われた物全部を取り戻した。奪われた物は、何一つ失わなかった。非常に悩んだ時に、ダビデは彼の神、主を見上げた。祈り、御声を聞いて従った。悩みの時、窮地の時は、「自分」によりでなく、「私の神、主」により奮い立たせていだだこう。
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恐れや不安な時、自分の心の声だけを聞いて行くと、駄目だ、駄目だと更に迷い込む。神様に祈り尋ね、主にあって積極的で前向きな力を受けとろう。