2014年06月15日(日) 「わたしは良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てま す」ヨハネ10:11
「わたしは良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てま す」ヨハネ10:11
思い煩いは、自分が、自分の力で何とかしようと思っているところ から生じる。全部が自分の肩にかかってくる。それが、どうにもで きないので、思い煩うことになる。どうしてよいかわからない。こ の経済的苦境、あの対人関係、その目の前の状況、また先の事等・・ 自分の力量を越えている。 そのため思い煩う。その底に、真の「安心感」が必要だ。自分だけ で人生を歩んでいるのではない。自分は羊であり、自分には羊飼い がいる。その羊飼いは、絶えず慈しみのまなざしで、自分を見つめ、 あらゆる配慮をなし、世話をしてくれる。食べ物と水を与え、病気 の看病をし、狼から、あらゆる危険から身体を張って、守ってくれ る。 「良い牧者は羊のためにいのちを捨てます」。絶えず愛され、見守 られている。そこから安堵感、安らぎが来る。羊飼いは、羊に病気 や、けがはないか、傷はないか、痛みはないか、常にチェックする。 そして何かあるなら対処する。もしあなたの過去に歪んだ傷がある なら、主こそ癒し主だ。「心の傷ついた者を癒すために、わたしを 遣わされた」、主は傷を癒すために来て下さった。「心が傷んでい ます」とそのまま主に告げよう。 「わたしのものを知っています」心の隅々まで知り尽くしておられ る主が、良くして下さる。良い羊飼いが絶えず愛のまなざしを注い で下さっていることを覚えよう。 ・・・・・・・・・・・・ 自分が羊でなく、羊飼いになった途端、すべての重荷が自分の肩に かかって来る。すると自分の力で、何とかしなければと動き出す。 羊飼いが、一歩一歩行く道を示し、語り、守り導いて下さるとは何 という平安だろう。