2015年02月13日(金)

「すべての良い贈り物、また、すべての完全な賜物は上から来るのであって、光を造られた父から下るのです・・」ヤコブ1:17  





人は自分の願いが叶うなら幸せになれると思う。こうして欲しい、
ああして欲しい、自分の欲を満たそうとする。そうするなら、幸せ
になり、心に満足が来ると信じている。しかし実際はそうではない。
富を手にすると、満足するのでなく、ますます貪欲になる。それに
は際限が無い。

富んでいる人ほど満足がない。更に求め、幾ら得てももうこれで良
いという事がない。そして、貪欲は、無いものばかりを数える。無
いものばかりに目を向け、ますます不平不満が募る。又、不安と思
い煩いに陥る。あれが無い、これも無い。あれもこれも思うように
ならない。惨めで、心はいつも満たされず欲求不満、口を開くと愚
痴と不平が出る。

こうなって来ると祝福のかけらも見えなくなってしまう。豊かな祝
福に囲まれているのに、それが見えない。自分で恵みを閉め出して
しまう。暗闇の中だ。目を転じて上を見上げ、今、現在、その場所
で、神を認めよう。まず与えられているものを数えて、目を留め感
謝を献げよう。悪循環が断ち切られる。

それらは決して当然ではなく、偶然ではない。神からの賜物だ。感
謝を始める時、当り前の一つ一つのものが、実は「神からの贈り物」
である事に、目が開かれて来る。そして神が見えて、溢れる恵みが
見えて来る。恵みは十分であることがわかる。状況から目を離して、
神を見上げる時。心が変えられる。 
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感謝がなくなれば傲慢になり無いものを満たすことが目的になる。
今、与えられているものは、光の父から下っている。感謝していこ
う。私たちの思いも引き上げられていく。